ルールと禁止事項が現場の人間をダメにする

本日のありがたいお言葉「ルールと禁止事項が人をダメにする」。

人を上手に動かしたい時に、ルールや禁止事項で縛るよりももっと効果的な方法があります。

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え、ルール作っちゃいけないの?

マネージメントが下手な人がよく言うセリフは。。。

「思ったように現場が動かない!」
「部下が言ったことをやらない!」
「俺だったら上手く出来るのに!」

そこで、上手に動かすために「ルール」や「禁止事項」などを作り始めます。

「仕事中にインターネットを見るのは禁止!」
「俺が全部確認するから話を通せ!」
「私語厳禁!」

思い通りに動かすために、あらゆる「ルール」が出来て、いつの間にか膨大な「禁止事項」に埋もれてしまいます。

そうなると現場は「思考停止」に陥ります。

「これ」はダメ、「それ」はダメ、「あれ」もダメ。言われたことしかできない人間になってしまいます。

ルールを作ることは簡単で、いかにもうまく行きそうですが、あくまで「短期的に」です。

短期的な関係性で、やることも単純で、最善策が分かりきっている場合はルールでガチガチが良い場合もあるでしょう。

ただ、多くの場合はそうではなくて、相手が成長することで自分や組織自体が成長するケースが多いと思います。

Q. ルールを作らないでどうすればいいの?

A. ルールを作ることを検討していることを相談する

ルールを作るケースの多くは、相手や自分自身、強いては組織にデメリットがある場合です。そのデメリットとルールを合わせて、相手に相談するべきです。

本来、ルールや禁止事項は相手を守るためにあるはずですが、当の相手はなぜ良くないかが理解出来ていないのです。

「キミがこれ続けると、キミにとってこんなに良くないことが起こる可能性があるから、禁止にしようと思うんだけどどうだろう?」

「キミが仕事中にインターネットを見ていて仕事の成績が上がらないと、キミの給料を下げないといけないから、仕事中のインターネットの閲覧を禁止にしようと思うんだけどどうだろう?」

「キミがこういう発言をすると、お客さんが不安になってキミが契約解除されてしまうかもしれないから、こういう発言は禁止にしようと思うんだけどどうだろう?」

なぜ禁止にしたいのか、ルールにしたいのか、その本意を伝える必要があります。

でもそんなの手間がかかるし面倒だ

そうそう、ルールを作ってしまう方が100倍簡単ですよね。

仕事のできない部下に時間を割くのはもったいないような気もしますよね。

ただ、長期的な関係性で、組織にとって必要な相手であれば、この時間を惜しんではいけない。

相手に「自分で考える力」がつけば、自ずと「ルール」や「禁止事項」を作る必要性はなくなっていきます。

自分で考えて、最高のパフォーマンスを上げられるようになったら、あなたの仕事は減り、給与は増え、また新しい仕事が増えるでしょう(笑)。

思考停止から脳みそフル活用へ!

 

Q. 上司に勝手なルールを作られたけどどうしたらいいの?

A. なんでそんなルールが出来たのか聞く

ルールの裏側の本意を聞きましょう。なんでそのルールが出来たのか。

その理由が理解できれば、ルールが良いルールに見えてくるでしょう。

まあ、前会社で働いてた時に、上司に聞いたら「うるせー!いいからやれー!!」って感じの上司もいたけど。。

 

最近、twitter(@ryushi-m)に良く現れています。

三上 龍志|株式会社シンシエイト
この記事を書いた人
三上 龍志|株式会社シンシエイト
2005年からWeb制作に従事。システム開発ベンチャーでエンジニアとしてWeb開発、Webコンサルティング会社でマーケター・新規事業開発を経て2015年に当社を創業。顧客の成果に顧客よりも本気になることをテーマに、Webを通じて顧客の事業を加速させるために日々奮闘中。
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