ホームページ制作会社選びで起きる失敗5選。Web制作の成功率は○%!?

ホームページを作ろうとしてWeb制作会社やフリーランスに声をかけてみたものの、失敗はしたくないけど結局どこの会社がいいかよくわからないなんてことがあると思います。

Web制作を外注する上で、絶対に失敗しない方法というのはないと思うのですが、発注する皆さんの失敗の可能性が下がることを願って私たちの失敗談を共有します。

Web制作会社であってもフリーランスへの発注で失敗している

こんにちは、株式会社シンシエイト三上です。

冒頭からとても残念なお知らせではありますが、私たちのようなWeb制作会社でもフリーランスさんへの制作発注で失敗することがあります。

まず簡単に当社の制作体制をご説明すると、調査・企画・設計などの上流工程を社内で構築し、Webデザインや開発エンジニアはサイトの内容や必要スキルに合わせてフリーランスの制作パートナーさんと一緒に制作させて頂いています。

フリーランスの方々とWeb制作をしている関係上、フリーランスの方々に年間で数十の発注をしています。そんな中で年に数件、事故ることがあります。

今回はこれらの失敗事例を具体的に共有していきます。

【失敗談①】基本待ち姿勢で提案がない

経験上、一番多い失敗は圧倒的に待ち姿勢な人です。言われた通りにしかやってくれないパターン。

デザインで言うと画面構成(ワイヤーフレーム)として作ったものに色をつけただけでデザインとして上がってきたり、「ここに入れる写真はどうしますか?」と自分の意見がなく質問してくるケースがあります。

エンジニアの場合だと、ダミーテキストが入っていても「完成しました!」と上げてきたりします。いやいやそのダミーテキストとか、リンク先も設定してなかったり気にならなかったの?ってツッコミを入れたくなります。

その点、デキるなと思うデザイナーだと「ここはこう言う意図でレイアウトこうした方が伝わると思うんですけどどうですか?」とか、エンジニアだと「お客様側で更新できた方がいいと思うのでこの仕様でいいですか?」などと提案してくれます。

私たちのようなWeb制作会社でも面食らうので、発注慣れしていない会社さんからしたらとても大変だと思います。

【失敗談②】技術不足で完遂できない

こちらは主にエンジニアに起きることですが、サイトのアニメーションを実装する実装の知識・技術や、WordPress開発の知見が足りないなど、技術面でプロジェクトを完遂できないということがありました。

本来であれば与件整理の段階でわかるべきなのですが、JavaScriptやPHPは書ける!と言ってたのが、実はライブラリ(プラグインのようなもの)を使ってコピペするだけだったり、PHPもどこかから持ってきたコピペだったことがあります。

仕事が欲しいあまりに、できないことも「出来る!』と言い切ってしまうフリーランスが少なからずいます。

これに当たると絶望的ですね。時間もお金もドブに捨てることになりかねません。

【失敗談③】スケジュールの意識が低い

Web制作は一人で全て制作するような形もあれば、複数人で制作することもあります。どちらにせよ、プロジェクトとしてスケジュールは重要なものですが、スケジュールへの意識が低い人が一定数います。

一人でやる分には自分が徹夜してやり切ればいいだけではあるのですが、複数人で制作を進める場合は一人の遅延が全体のスケジュール遅延につながります。

調査 → 企画 → 設計 → ライティング → デザイン → 開発 と全体の流れ(当社の場合)を考えると、前半で遅延すると後半の制作工程に皺寄せがいってしまいます。

最悪、プロジェクトが公開日に間に合わないなんていうことが起こりかねません。

展示会やイベントなどに合わせたWeb制作だったら絶望的です。

【失敗談④】コミュニケーション能力が欠落してる

特にフリーランスの世界に覗いてみると、謎に自分の世界観を持っていて自分の思ったサイトを作りたがる人がいます。

Webサイトで成果を出すためには企画や設計が最重要ですが「私はこっちのデザインがいいと思う」という主観的かつ超個人的な意見を述べて議論に及ばない人がいます。

当然、成果を出すための議論であればいくらでも議論するのですが、理由が「なんとなく」とか「私はこっちがいいと思う」というような感情的にしか話が出来ない人もいます。

ビジネススキルがなくて、コミュニケーション能力も低く、自分よがりなアーティスト気質なデザイナーと出くわすと失敗します。

【失敗談⑤】予算が少ないと後からゴネる

過去一最低な気分になったプロジェクトがコチラ。

予算があまり多くはとれないプロジェクトですが私としては依頼してみたいデザイナーさんがいました。

そのデザイナーさんに「予算は大きくとれないのですが、お願いできませんか?」と相談したところ「うーん、安いけど今回はいいですよ。」と言われて、少しイラっとしながらもお願いすることにしました。

しかし実際にプロジェクトが始まってくると、テンプレートに入れたものを出してきたので、修正オーダーをすると「予算が少ないので無理です、これ以上はできません。」という回答。。。

ちょっと相談なんですけど、、と問いかけても「予算が少ないので無理です。」の一点張り。ことあるごとに予算の話ばかりで、頼むんじゃなかった・・・

ちなみに相場としては安い方ですが、そんなに失礼に当たる金額ではない予算です。

この人とはもう二度と仕事をしないと誓いましたが、それでも毎年私の誕生日にメッセージをしてきては、仕事がないか探ってきます。出会わなければよかった、、、

【失敗談 番外編】悪かろう高かろう

こちらは失敗談というよりも教訓に近い感じ。

一般的に考えると、安いものは品質が低くてもしかたない、というのはイメージがあると思います。フリーランス業界では逆のようなことが起きることがしばしばあります。

なんと高く請求するのに品質も低いなんてことが起こりうるのです。

私たちは年間200名近くのフリーランスの方と面談をして、定期的に新しい制作パートナーの開拓を行なっています。

その一環で初めてお付き合いするフリーランスエンジニアの方に依頼したところ、社内の開発後フィードバックが通常20件ほどの規模にも関わらず、なんと150件くらいの修正指示が必要となりました。

その時点で、他の制作メンバーの確認やフィードバックで手間がかかった上に、結果スケジュールは遅延して、そのエンジニアは修正が多かったと修正の追加見積もりが送られてきました。

言い分としては時間がかかったから予算が必要ということなのですが、普段お願いしているエンジニアであれば2日で終わるところを、そのエンジニアだと5日間かかりました。

前述の「技術力が低くて〜」に近い話しなのですが、このようなことが実際に起こり得ます。

ホームページ制作の発注で失敗しないためには?

前述のとおり、残念ながら100%失敗を避けることはできません。逆にいうと、全てのWeb制作会社やフリーランスがこんな感じではありません。

弊社くらい毎年数十件をフリーランスの方々に発注していての成功率はざっくり90%くらいです。

そんなこともあって、私たちが信頼して頼めるのは以前からお付き合いがあって安心出来るメンバーと、そのメンバーから紹介してもらう人たちは最初から信頼してご依頼できているのが現状です。

Web制作の発注をお考えの方は、周りの方から紹介してもらうのが一番安全な方法かもしれません。

実際にこう言ったことが起こりうるということを理解して頂いた上で、発注先を検討してして頂くと良いと思います。

もちろん株式会社シンシエイトへご相談頂ければ、クライアント様の成果を最大化するために制作をしますので、ご興味があれば是非ご相談ください。

三上 龍志|株式会社シンシエイト
この記事を書いた人
三上 龍志|株式会社シンシエイト
2005年からWeb制作に従事。システム開発ベンチャーでエンジニアとしてWeb開発、Webコンサルティング会社でマーケター・新規事業開発を経て2015年に当社を創業。顧客の成果に顧客よりも本気になることをテーマに、Webを通じて顧客の事業を加速させるために日々奮闘中。
マーケティングとWeb制作で
貴社の経営課題を解決します

市場調査や競合調査を始め、企業やサービスの優位性を理解した上で、UI/UX設計やコンテンツマーケティング、SEO・ネット広告を中心としたWebマーケティングを通じて、ビジネスを加速させるご提案をしています。