ホテル選びの「不便」から学ぶ、美容室の便利化と差別化の必要性。
こんにちは。
美容室のウェブコンサル三上です。
ご縁を頂きまして、只今北海道は札幌に来ています。
前日から前乗りで来たので、どこかにいいホテルはないかな〜?と思ってスマホで探しました。が、不便な点が満載。
ホテル探しで感じたユーザーの不満が、美容室の業界でもまさに起きてるんじゃないかなと感じる事がたくさんあったので、美容室でもうまく転用できると思います。
「札幌 ホテル」でgoogle検索してみた
ホテル探しでまず初めにした事は、手元のスマホで「札幌 ホテル」で検索してみました。
一番初めに出てくるのは「じゃらん」。さすがリクルートさんとも言いたくなります。
ただ、じゃらんのようなポータルサイトでは、たくさんのホテルが出て来て違いもよくわからないし、選択肢増えるし、探すのが面倒だし。。。というのが想像出来ていたので、ここは見ずにホテルのオフィシャルサイトをいくつか見る事にしました。
一番初めに感じた不便は、PCサイト見づらい!
移動しながら調べていたので、即時で欲しい情報が欲しかったんですね。それなのにPCサイトが出て来て広げないと見えないし、空室情報のボタンもどこにあるのかわからないから、そういうホテルは早くも選考から漏れていきました。
次に感じた不便は、空室があるのか先に教えて!
良さそうだなーと思ったホテルをネット予約しようとしたところ、空室なし!!
え!?今までサイト見て調べてた時間はなんだったの?先に確認しとけば良かった話ではあるのですが、平日だしさすがに空いてるだろう!と読んで調べてた訳ですね。「本日満室」くらいわかりやすく書いてあったら詳しくは調べなかったのに。。
まだまだ不便はあります。スマホで会員登録メンドクサイ!
いざ予約しよう、となった時に会員登録画面が出てきました。住所やらなんやらをスマホでいちいち入力するのは非常にメンドクサイです。私の場合、パソコンを開いていたら会員登録してたかもしれないけど、そもそもそのホテルを今後も利用するかどうかもわからないです。
楽だからインターネットで予約しようと思ったのに、全然楽じゃないですね。
全然便利じゃないなーと感じたインターネットでのホテル選びでした。
美容室でも、PCサイト見づらいから選ばれない、予約しようと思ったら予約埋まってた、インターネット予約しようと思ったら会員登録出て来て予約する気なくなった、そんな事あり得ませんか?
あなたの美容室は、お客様がご予約するまでに「不便」を感じさせていませんか?
結局、そのホテルを決めた理由
インターネットでの予約も簡単に出来て、空室もあるホテルが3つくらい選考に残りました。
結局は手頃な東急インに泊まることにしたのですが、理由は「安いから」でした。
Q. なぜ安い所を選んだのか?
A. 違いがわからなかったから。
すごく簡単な答えなのですが、どのホテルも違いが全くわかりませんでした。
どこのホテルでも大体「wi-fiあるよ」とか、「朝食付いてるよ」とかサービス内容がほとんど変わらないんですね。そうなると比較対象は料金になっちゃいますよね。
そこに例えば、「うちではマッサージサービスが付いてますよ」なんて武器がサイト見た瞬間に分かったりしたら、2〜3千円高くなってもそこに行ったかもしれないなーと思うわけです。
美容室で言うなれば、他にはないサロンの強みはありますか?その強みは誰にでもすぐに簡単に分かるようになっていますか?という事でしょうか。
誰にでもすぐに簡単に分かるようにする
多くの美容室では、サロンの強みを多かれ少なかれ持っているように感じています。それは施術内容だったりサービスだったり店内の雰囲気も一つかもしれません。
ただ一番難しいのが、「誰にでもすぐに簡単にわかる」ようにする事です。
仮にこの場で私が美容師さんに向けて、
「これからはコンテンツマーケティングの時代です。コンテンツマーケティングとはロングテールSEOがなんちゃらかんちゃらで、GAで解析を取ってPDCAを回して行く事が大切です。更にはCVRをあげるためにお問い合わせフォームからはナビゲーションをとっぱらいましょう。」
みたいな事言ったところで、ほとんどの美容師さんが「???」ですよね。
美容や美容商材・美容の専門知識がない「ユーザーにでもすぐに簡単にわかる」ようにサロンから情報を発信する必要があります。
・酸性の薬剤だから痛まない!
・ブラントカットだから再現性が高い!
・本格アーユルヴェーダ!
数え上がればキリがないですが、本当にそれでユーザーに伝わるの?って思うような言葉が美容室からユーザーに向けて発信されています。
ユーザーが考えなくても分かっちゃうような、感覚とかパッと見でわかっちゃうような情報発信方法を心がける必要があるのはご理解頂けましたでしょうか。
行きつけの美容室が見つからないと困っているユーザーのためにも、あなたのサロンの強み・あなた自身の強みをうまく情報発信してみてはいかがでしょうか。