PV(ページビュー)とは?UU・セッション数との違いと増やし方を徹底解説

サイトに来てくれた人が、どのページをどれだけ見てくれたかを数える「PV(ページビュー)」は、Webサイトの基本的な指標のひとつです。Webの担当になったばかりの方でも、報告書でよく目にする言葉ではないでしょうか。この記事では、PVとは何か・他の数字との違い・どう活用すればよいかを、できるだけわかりやすく解説します。

PV(ページビュー)とは

PV(ページビュー)は「Page View」の略で、サイト内のページが表示された回数の合計を指します。

たとえば、1人のユーザーがサイトに来てトップページを見て、次にサービスページを見て、さらに事例ページを見たとします。この場合、「3PV」とカウントされます。つまり、誰が見たかではなく、何回ページが開かれたかを数えるのがPVです。

PVのカウント方法

ページが読み込まれるたびに1PVとしてカウントされます。同じ人が同じページを2回開けば2PVになりますし、1人が10ページ回遊すれば10PVです。

Webサイトには「Googleアナリティクス」などのアクセス解析ツールを設置することで、このPV数を自動的に記録・集計してくれます。

PVが多いと何がわかる?

PVが多いということは、それだけサイトの中をよく見てもらえているということ。特定のページのPVが多い場合は、「ユーザーの関心が高いコンテンツ」として評価できます。反対にPVが少ないページは、アクセスを集められていないか、見られても他のページへ誘導できていない可能性があります。

PVと混同しやすい3つの指標

アクセス解析を見ていると、PVと似た言葉がいくつか並んでいます。よく混乱しやすいので、ここで整理しておきましょう。

UU(ユニークユーザー)数

UUとは「何人がサイトに来たか」を表す数値です。PVが「ページを開いた回数」なのに対して、UUは「訪問した人数(重複なし)」を指します。

同じ人が1週間で5回サイトに来た場合、PVはその5回分のページ数が積み上がりますが、UUは「1」とカウントされます。

  • PVが高くてUUが低い → 少人数のユーザーが熱心にたくさんのページを読んでいる状態
  • UUが高くてPVが低い → 多くの人が来ているのに、1ページしか見ずに帰っている状態

どちらの状態かを把握することで、改善の方向性が変わってきます。

セッション数

セッションとは、ユーザーがサイトを訪問してから離脱するまでの1まとまりの行動を指します。一般的には「30分以上の空白があると別セッション」として計算されます。

1人のユーザーが午前中に来て、午後にも来た場合は「2セッション」になります。1回の訪問で何ページ見てもセッションは「1」です。

PVをセッション数で割ると「1回の訪問あたり何ページ見たか(ページ/セッション)」が出ます。この数値が高いほど、回遊性の高いサイトといえます。

アクセス数

「アクセス数」という言葉は明確な定義がなく、会社やツールによって「PVのこと」と使われたり「セッション数のこと」と使われたりします。報告書でアクセス数という言葉を見かけたときは、「それはPVのことですか、セッションのことですか?」と確認するとよいでしょう。

PVをGoogleアナリティクスで確認する方法

もっともよく使われるアクセス解析ツールが「Googleアナリティクス4(GA4)」です。無料で使えて、PVをはじめとした多くの指標を確認できます。

GA4でPVを確認する手順

  1. GA4の管理画面にアクセス
  2. 左メニューの「レポート」をクリック
  3. 「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」を選択
  4. 「表示回数」という列がPVに相当します

サイト全体のPVだけでなく、「どのページが何PVか」を個別に確認できるのが便利な点です。これにより、人気のあるページとそうでないページを把握できます。

GA4以外でPVを調べるツール

自社サイトのPVを見るなら GA4 が基本ですが、競合サイトのPVを調べたいときは「SimilarWeb(シミラーウェブ)」という外部ツールが便利です。競合がどれくらいのアクセスを集めているかを概算で把握できます。ただし、実際の数字とは乖離がある場合もあるため、あくまで参考値として見ておくとよいでしょう。

PVの目安はどのくらい?

「うちのサイトのPV数は多いの?少ないの?」という疑問はよく出てきます。ただ、PVの目安はサイトの種類や規模によって大きく異なります。

サイトの種類別PVの目安

コーポレートサイト(会社紹介サイト)

中小企業のコーポレートサイトは、月に数百〜数千PVであることが多いです。問い合わせの件数が目標であれば、PVよりもCVR(コンバージョン率)の方が重要な指標になります。

オウンドメディア・ブログ型サイト

記事コンテンツを定期的に発信しているサイトは、記事の本数が増えるにつれてPVも積み上がっていきます。月1万PVを超えてくると「コンテンツSEOが機能し始めた」サインのひとつです。

ECサイト・通販サイト

購入につながるページへの流入が重要で、PVと購入数の相関を見ながら改善します。月数万〜数十万PVのサイトも珍しくありません。

目標PVの設定方法

「月○○PVを目指す」という目標を設定する際は、現状のPVから逆算するのが現実的です。

たとえば、「月10件の問い合わせがほしい」という目標があるとします。現状のCVRが1%なら、月1,000PVが必要という計算になります。このように、ゴール(問い合わせ件数・売上)から逆算してPVの目標を設定すると、数字に意味が生まれます。

PVを増やすとどんな効果がある?

PVが増えることは、単純に「見てくれる人が増える」以上の意味があります。

問い合わせ・購入につながるチャンスが増える

訪問者が増えれば、それだけコンバージョン(問い合わせ・購入など)の母数も増えます。CVRが一定であれば、PVが2倍になれば成果も2倍に近づきます。

人気コンテンツが可視化される

どのページのPVが多いかを見ることで、「ユーザーが本当に関心を持っているテーマ」がわかります。PVが多い記事は、そのテーマへの需要が高いサインです。次のコンテンツ企画や商品開発のヒントにもなります。

SEO改善に活かせる

PVが低いページは「検索からの流入が少ない」か「来ても他のページへ誘導できていない」可能性があります。どちらが原因かを分析することで、SEO対策や内部リンクの改善につなげられます。

PVを増やすための方法

では、具体的にどうすればPVを増やせるのでしょうか。主な方法を5つ紹介します。

SEO対策でオーガニック流入を増やす

検索エンジンからの流入(オーガニック検索)を増やすことが、長期的にPVを伸ばす王道です。ユーザーが検索するキーワードに合わせたコンテンツを作り、Google検索で上位表示されることを目指します。

成果が出るまでに時間はかかりますが、一度上位を取れると安定して流入が続くのが特徴です。

有益なコンテンツを継続的に作る

ブログや記事コンテンツを定期的に発信することで、サイトに訪れるきっかけが増えます。「この会社のサイトは役に立つ情報がある」と思われると、リピート訪問も増えてPVが積み上がっていきます。

SNSで発信して流入を増やす

Instagram・X(旧Twitter)・FacebookなどのSNSで記事やサービス情報をシェアすることで、検索以外の経路からの流入が増えます。フォロワーに定期的に有益な情報を届けることが重要です。

内部リンクを最適化して回遊率を上げる

すでにサイトに来てくれたユーザーに、関連するページを紹介することで、1回の訪問でのPVを増やせます。記事の中で「こちらの記事も参考になります」とリンクを張ったり、ページの最後に関連コンテンツを表示したりする工夫が有効です。

Web広告で即効性のある流入を増やす

SEOやSNSは時間がかかりますが、Google広告やSNS広告を使えば即座にアクセスを増やすことができます。ただし、広告費が発生するため、費用対効果(ROAS・CPA)を見ながら運用することが大切です。

PVだけを見ていると見誤ることも

PVは大切な指標ですが、PVだけを追いかけていると本来の目的を見失うことがあります。

PVが増えても問い合わせが増えないケース

アクセスは増えているのに問い合わせが増えない場合、「集客できている層がターゲットと合っていない」可能性があります。PVと一緒にCVRや問い合わせ件数も必ず確認するとよいでしょう。

ページによってPVの意味が異なる

トップページのPVが高いのは当然ですが、問い合わせページのPVが高いのに完了数が少ない場合、フォームの使いにくさが問題かもしれません。「どのページのPVが多いか・少ないか」を文脈と一緒に見ることが重要です。

PVよりも重視すべき場面がある

コーポレートサイトでは、PVよりも「問い合わせ件数」「CVR」の方が重要な場合がほとんどです。目的に合った指標を優先的に見られるとベストです。

まとめ

PV(ページビュー)は、サイト内のページが表示された回数を示す基本的な指標です。UU(ユニークユーザー)やセッション数と組み合わせて見ることで、サイトの状態をより正確に把握できます。

大切なのは「PVを増やすこと」が目的化しないようにすること。あくまでも問い合わせや購入などのビジネス成果につなげるための途中指標として活用するのがベストです。

まずは自社サイトのPVをGoogleアナリティクスで確認してみることから始めてみましょう。どのページがよく見られているか・どのページが見られていないかを把握するだけでも、改善のヒントが見えてきます。

関連用語

  • GA4(Googleアナリティクス4) — PVを確認するための無料アクセス解析ツール
  • UU(ユニークユーザー) — 重複なしの訪問者数。PVとセットで確認する指標
  • セッション — ユーザーの1回の訪問単位。PVとの比率で回遊性がわかる
  • CVR — 訪問者のうち成果(問い合わせ等)につながった割合。PVとセットで見る
  • 直帰率 — 1ページだけ見て帰った割合。PVが低いページと合わせて分析する

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